国土デザインコース

国土デザインコース

将来、安全で豊かな都市や地域環境の創造に携わるために、このコースでは橋梁、道路、河川、空港、港湾、ライフラインなどの「ものづくり」に必要な専門知識と、都市計画、交通計画、国土デザインなどの「しくみづくり」に必要な専門知識を習得し、実験、卒業研究を通して課題を発見・解決する実践力を習得します。

キーワード

国土、生活空間、建築物、社会基盤施設、防災・減災

養成する技術者像

「豊かな生活空間及び都市・建築の創造」「災害に強い社会基盤の建設と運用・維持管理」に関する知識・技術を習得し、安心と豊かさを実感できる国土、及び安全快適で環境と調和した社会基盤施設や建築物をつくれる、人間性豊かな技術者の育成を目指しています。

研究室紹介

国土デザインコース

環境デザイン研究室-都市や地域の自然・文化を活かした環境デザインの実践研究

都市や地域の自然・文化の特性を活かした環境計画・デザインの実践と環境保全手法、それを実現するためのしくみづくりに関する研究を行っています。環境デザインは、土木、建築、環境の分野をつなぐ設計・研究領域で、自然の美しさ、機能や地域の歴史や文化を読み解きながら、デザインを通して地域の新たな価値を生み出します。私たちは、地域社会と連携しながら、領域を繋いで学際的なプロジェクトを進めています。例えば、遠賀川魚道公園の設計では、河口堰を迂回し河川生態系のつながりを回復させるための設計を行い、グッドデザイン賞を受賞しました。また、ノルウェー、ドイツでの環境デザインワークショップやプロジェクトを通じて、自然に学ぶデザイン、地域性を考慮した環境デザインを実践しています。環境デザイン・地域づくりの研究は、これまで蓄積されてきた景観生態学、都市計画や社会学の知識やアイデアをつなぎ、具体的にかたちにしてゆく実践的でとても楽しい研究分野です。